自転車に乗っていると、車を見る目が変わってくる。いいかげんな運転をする奴が多いのだ。自分が自動車に乗っていれば、多少いいかげんな運転の車を見付けても距離を保つのは容易だし、万が一体当りしても車が壊れるだけのことだが、自転車だと、接触すれば即命取りになりかねない。
だから、信号のある交差点でも、信号だけを信じて渡るということはありえない。青になったから渡ろうとしたら、携帯電話をかけながら車が信号無視してつっこんでくる、ということも実際多い。歩行者と違い、自転車はダッシュ力がある分、車と接触しそうになることも多い。たとえ信号が青であっても、交差点全体の交通の流れを見て、自分と衝突する可能性のある軌道を行く車を把握しておく必要がある。
結局、そうなると信号を守ることは大して重要ではないことに気付く。信号を守っても、無法な運転をする奴を避けることができないなら、信号よりも自分の目を信じざるをえない。日本に比べ、外国のほうが信号無視をする人が圧倒的に多いのは、外国のほうが自動車を信用している人が少ないということの裏返しであろう。判断力に欠ける子どもは信号をまもるべきだが、大人は信号よりも自分の目を信じるべきだ。(あるいは、自分の目で判断できるのが大人だ)。
[2008年6月19日]
[2004年10月26日]
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